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05織りの着物の最近のブログ記事

紬・結城紬の着物

 茨城県結城市で生産される結城紬の着物は、居坐機で織られた紬で、その技術、値段ともに最高級品で重要無形文化財にも指定されている織物です。生地がしっかりしていることから、親子三代で着れる、単衣に仕立て一度水を通しをし袷に仕立てるとよいとか、丁稚に着せてから自分の着物にしたとかいわれるほど丈夫な紬です。とても高価ではありますが、あくまでも趣味の着物のため、礼装としては着ることはできません。

紬・大島紬の着物

 大島紬の着物は、鹿児島県と奄美大島で生産される絹織物で、高級着尺地として有名です。鹿児島県で織られたものには「国旗印」、奄美大島で織られたものには「地球印」がついています。大島紬の着物は、旅行、買い物などに街着、趣味の着物として着用され、先染めの着物、織りの着物、かたい着物ともよばれ、多くが手仕事ということもあって趣味の着物ですが、とても高価な着物です。

黄八丈の着物

 黄八丈の着物は、東京都伊豆諸島の八丈島で高機で織られた先染めの絹織物です。八丈島産の植物染料の刈安で染められた黄色に縞や格子模様が印象的な織物ですが、椎の樹皮で染めた黒地の黒八丈、マダミの樹皮で染めた樺色の鳶八丈も黄八丈に含まれます。時代劇などでお馴染みですが、高価なこともあって、着物通の方に人気があります。

紬・塩沢紬の着物

 塩沢紬の着物は、新潟県塩沢付近で生産されている紬絣の織物です。塩沢紬は、大島紬や結城紬などと同じく高級織物で、伝統工芸品として有名です。手括り、手摺込み、板締めによって絣糸を作り高機や居坐機で平織りします。渋い色調のもの、紺地に白絣、黒地に白絣、それらの反対色やグリーン系、エンジ系、紫系などが多く、多色使いのものは少なく、蚊絣といわれる絣の柄が特徴です。

紬・村山大島紬の着物

 村山大島紬の着物は、奄美大島で生産される大島紬に似た絹織物で、東京都武蔵村山市を中心に生産されています。村山大島紬も大島紬と同様、現在では経糸、緯糸共にに生糸で、紬糸を用いていないことから、紬ではなく絣というのが正しいとされます。もともと盛んであった木綿絣、村山紺絣の技術を利用し村山大島紬が生まれました。大島紬と違って絣糸の防染を板締めで行い、多種な柄ゆきが特徴で、現在ではアンサンブルの生産割合が多くなっています。

芭蕉布の着物

 芭蕉布の着物は、沖縄の産地の糸である芭蕉で織られた織物のことで、麻とは違った感触ですが、とても涼しく、盛夏の着物の着尺地として用いられます。皮をとった芭蕉の茎を煮だし繊維質にして、沖縄の植物染料テーチキで染めた糸で織られています。

上布の着物

 上布の着物は上等の布という意味から、その名称になったといわれています。現在でも、とても高価で上質の細くて長い苧麻の糸で織られた麻織物の着物です。麻は水分を吸収しやすく、また発散もするため、着物が肌につかずに冷たい感触なので、盛夏の着物地として最適です。シワが難点ですが、キリを吹きたたんでおけばシワも伸びます。上布には、新潟県の越後上布、石川県の能登上布、滋賀県の近江上布、沖縄県の宮古上布などがあります。

紗の着物

 紗の着物は、多くが先染めの織物ですが、白生地の紗は友禅染の生地として用いられています。紗の着物は、経緯がシンプルに交差したもじり織りです。さらっとしていて、網の目のように透けていて、通気性がとても良く盛夏の着物地として用いられています。地模様を織った紋紗の着物、二重織りの風通紗の着物、節があり紬風の粋紗の着物などがあります。

お召の着物

 お召の着物は、お召縮緬の略称で、将軍徳川家斉が好んで着用したといわれていて、布全体にしぼがある先染めの縮緬です。お召の着物は縮緬と違って織る前段階で精錬するので、しぼや風合いが縮緬とは異なります。お召の着物はハリがあり、しわになりにくい生地であったため、戦前までは多く用いられていましたが、最近ではあまり見かけなくなりました。

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